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開発記録

本番の朝は中身が薄かった。株ツールの調べ方を見直した【96NEKO LAB開発記録 #10】

はじめに

前回までで、「朝の日本株チェック」は夜の試し実行ではそれなりに動くようになっていました。

そして迎えた、初めての本番の朝。平日の7時45分に、クラウドで自動的に動き出しました。


初めての本番:期待より中身が薄い

通知は届き、ページも更新されました。ただ、中身を見ると、

  • 一番見たいSOX指数(米国の半導体株の指数)が空欄
  • 地合いの指標は9つ中5つしか埋まっていない
  • 国内の材料は2件だけ
  • 先の予定はほぼ空
  • 前の日の朝に出た決算が「昨夜の材料」として載っている

という状態でした。


原因:「手早く」と書いていたから

調べてみると、クラウドのAIは調査をたった4分ほどで切り上げていました。

指示の中に「8時20分までに終えるよう、手早く進めてください」と書いていたのが原因でした。AIはその言葉どおり、急いで調査を終わらせていたのです。

そこで、指示を次のように変えました。

  • 「手早く」を消し、「8時20分までに公開できればよく、それまでの時間は調査に使ってよい」と書く
  • 公開する前に必ず確認するチェックリストを作る(指標をすべて探したか、材料が少なすぎないか、先の予定を3日分調べたか など)
  • 前回のページの内容を使い回さず、毎回ゼロから調べる

あわせて、前の日の朝に出たような古い材料は、公開前に自動で外す仕組みも入れました。

もう一度試すと、調査に8分半ほどかけるようになり、地合いの指標は9つ中8つ、国内の材料は6件と、だいぶ埋まるようになりました。


「主要な指数が空欄なのはありえない」

それでも、ドル円や原油の値が空欄になる回がありました。記事によって数字が少し違ったため、AIが載せるのをやめていたのです。

「主要な指数は絶対に取れるはずなので、空白はありえない感じにしてほしい」

とお願いしました。

  • 主要な指数は、いつも見る取り先と、取れなかったときの代わりの取り方を決めておく
  • 数字が食い違っても空欄にせず、時刻のはっきりした方を「未確認」として載せる
  • 1つでも空欄があれば、公開する前の自動チェックで止めて、埋め直させる

見ていて気づいた「日経平均の前日の終値がない」という点も、このとき一緒に加えました。

ちなみに、このとき「決まった取り先」として選んだ指数のサイトには、実は問題がありました。その話は次の記事で書きます。


AIがルールを破ったこともあった

ある試し実行では、クラウドのAIが「開いてはいけない」と決めていたサイトを開いて、数字を確かめていました。

AI自身が「ルール違反なので確認してください」と報告してくれたので気づけましたが、手順書で禁止するだけでは守られないことが分かりました。

そこで、自動取得を禁止しているサイトは、設定ファイルで「開けない」ようにしました。開こうとしても、仕組みの側で止まります。


やってみて感じたこと

AIは、指示に書いた言葉をかなり素直に受け取ります。「手早く」と書けば本当に手早く終わらせてしまうので、言葉選びが大事だと感じました。

また、「必ず守ってほしいこと」は、お願いとして書くだけでなく、自動のチェックや設定で止める仕組みにしておくと安心です。

次の記事では、利用規約を読み直して、データの取り先を入れ替えた話を書きます。

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