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開発記録

朝の日本株チェックを作り直した。お金をかけずに本物のデータで【96NEKO LAB開発記録 #7】

はじめに

このサイトには、「翌朝の日本株チェック」というツールの試作版がありました。

ただ、中身は画面を確認するための架空のデータで、実際の株の情報は入っていませんでした。

今回は、これを本物のデータで毎朝動くツールに作り直しました。


まず「何のためのツールか」を考え直した

作り始める前に、Claude Codeに「もともと何をする予定だったか」を書き出してもらい、目的を考え直しました。

自分が伝えたのは、こんな内容です。

「朝の8時半ぐらいに見て、前日の夜のニュースで動きそうな銘柄を確認したい」

「翌日に決算がある銘柄を持ち越すか、手放すかを考える材料がほしい」

「判断は自分でするので、材料を並べるだけでいい」

数字については、

「たとえば『8時半現在でSOX指数がプラス何%』のように、取得した時刻と一緒に出してほしい」

とお願いしました。SOX指数は、アメリカの半導体関連の会社の株価をまとめた指数です。

まずは自分用のツールとして使い、役に立つと分かったら公開する方針にしました。


お金をかけずに作れるか

株のデータを手に入れる方法を調べてもらうと、便利なものは有料のサービスが多いことが分かりました。

  • 株価や決算予定のデータ:月1,650円のプラン
  • その日の会社の発表(適時開示)のデータ:月11,000円の追加プラン

正直、ここにお金は使いたくなかったので、

「無料でやれそうな形はない?」

と相談しました。

その結果、使うことにしたのは次の3つです。

  • Web検索:ニュースや決算の結果を調べる
  • EDINET(金融庁の開示システム):TOBや大量保有などの公式の書類
  • 内閣府の祝日一覧:その日が取引のある日かどうかの判定

使ってはいけないサイトは使わない

調べていく中で、株の情報サイトには「プログラムで自動的にデータを集めること」を禁止しているところが多いことも分かりました。

会社の発表をまとめた閲覧サイトや、一部の株価データのサイトがそうです。

Claude Codeは、利用規約や、サイトがプログラムからのアクセスを許可しているかの設定(robots.txt)を確認したうえで、禁止されているサイトは候補から外してくれました。

こうしたサイトの情報は、Web検索の結果に出てきた事実を出典として挙げるだけにしています。


毎朝7時45分にクラウドで自動更新

AIニュースと同じように、クラウドの定期実行に任せる形にしました。

平日の朝 7:45 にクラウドで自動で起動
↓
前日の15時以降のニュース・決算・海外市場を調べる
↓
出典と取得時刻をつけて下書きを作る
↓
ルールに合っているか自動でチェック
↓
サイトに反映して、スマホに通知

休場日は「更新なし」とだけ通知が来ます。


間違った情報を載せないためのルール

株の情報は、間違っていると困るものです。そこで、すべての数字と材料に「どこまで確認できたか」を表示するようにしました。

  • 公式確認済み:会社や取引所などの公式の発表で確認できた
  • 2つの情報源で一致:別々の2つのサイトで同じ内容だった
  • 未確認(情報源1つ):1つのサイトでしか確認できていない

出典が1つしかないのに「2つの情報源で一致」と書かれていたら、自動で「未確認」に直す仕組みも入れています。

また、「買い」「売り」「上がりそう」のような売買のすすめや予測にあたる言葉が入った材料は、自動で載せないようにしました。


やってみて感じたこと

いきなり作り始めずに、「誰のためのツールで、朝に何を知りたいのか」を言葉にしたのが良かったと思います。

それによって、「動きそうな銘柄を当てる」ツールではなく、「判断の材料を並べる」ツールだと方向がはっきりしました。

次の記事では、実際に動かしてみたら問題だらけだった話を書きます。

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